シンボルツリーとは??
名前の通りなんですが、住宅や建築物を象徴する、背の高い樹木のこと。
住まいや家族を象徴する木となります。
マチデコラボのガーデンデザイナー、小嶋です。
シンボルツリーは木によって家の雰囲気も大きく変わりますので、
マチデコラボでは、家の雰囲気にあったシンボルツリーを、選ばせて頂いています( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
※ちなみにトップ画像はイエステージ、マチデコラボのシンボルツリーとしているスペインから来た樹齢200年位のオリーブ。
たくさんある植物の中から、今回はアオダモを、ご紹介させていただきます。
アオダモ(学名 Fraxinus lanuginosa f.serrata)
モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹
別名でコバノトネリコ、アオタゴなど、、
↑植物は1つの木や草本に対してたくさんの名前がついていることが多く、
ちゃんと伝えたい時は学名で言うと間違いないです。
アオダモの分布は、日本では、沖縄から北海道まで広く自生しています。
アオダモの(アオ)の由来ですが、雨上がりに樹皮が緑青色になること、
枝を水につけて暫くすると水が青を帯びた色になること、
高級感を出すために黒墨に加えて青墨を作るための着色料として利用されたこと
青い染料に利用されたことなど色々あります。
材木も粘りがあり、テニスラケットやバットなどに加工されています。
イチローさんのバットもこのアオダモから作られています( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
ちなみにイチローさんとバットは、岐阜県の養老町の久保田さんが作られていたらしいです。現代の名工に選ばれる卓越した技術をお持ちの方みたいですよ。
植栽して、台風が来た時思いますが、枝の先が地面につくんちゃうか、、、てくらい風で曲がっていても、まず折れません。
剪定で、登っていて重みで折れるんちゃうか、、、くらい曲がっていても折れないです。
この粘りが、バット等の材料には最適なのかもしれませんね( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
さてこのアオダモですが、主に畑で苗から栽培されたものと、許可を得て山から
掘ってきて畑で養生されたものに分かれます。
畑で苗から栽培されたものは、真っ直ぐと伸び全体的にゴリッとした樹形なものが多いです。
山採りのものは、真っ直ぐなものが少なく、くねくねしていたり木自体が斜めに傾いていたり個性的で全体的に細く繊細な樹形が多いです。
山採りのアオダモは、白い斑点が付き幹模様もすごく綺麗です。
価格的には、山採りの物の方が高価ですが、
アオダモを植える方は山採りのものを選ばる方が多いです。
ただ、この山採りのアオダモですが産地が関東が多く育っている土が黒土といい
水はけがよく肥料分の多く含んだ土になり、和歌山の赤土(粘土質で水捌けが悪い)にそのまま植えると、まずよく育ってくれません、、、
プロの植木屋(材料屋)さんは冬場の落葉期にたくさん仕入れて、一度黒土を7割以上落としこちらの土壌に合うように根鉢を 2、3年かけて作り直します。
選ばれる際は根鉢(木の根っこの周りの)土をよく見る事もおすすめです。
アオダモに合う家とは??
和モダンな雰囲気のお家に合いますが、無機質なコンクリートとも相性抜群です。ただ洋風のお家植えてナチュラルガーデンや、洋風のお庭に入っていても全く違和感のない恐ろしい木です( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
ただ大事なのは樹形で和モダンなお家には、雑木らしい少し変わった形の樹形、ナチュラルや、洋風のお庭には少し形の整った株立ちを植えてあげるといいです。
最近人気の雑木風植栽ですが、色々な植物を使いその樹形を組み合わせて1つの風景を作る植栽方法です。
こんな感じで大きな樹木は落葉樹メインで組み合わせていき、冬場寂しくならないように常緑中木や低木、グランドカバー をバランスを見ながら植栽していきます。
あまり派手なお花は入れませんが、年間通して新芽、お花、紅葉が楽しめる素晴らしい植栽方法です。
材料を選びに行く際に、あのお家はこの木合うかも、このお家にはこの木が合うなーと頭の中で一度植栽を完成させ現場で植栽しています。
微妙な角度を微調整して収まった時は、、、( ˊ̱˂˃ˋ̱ )嬉
植栽していても楽しい植栽方法の1つですね。
落葉樹ですが、葉が細かく葉数も少ないので掃除も楽です。
山や畑で土壌の環境よく何十年も育てれば、大きくなっているものもありますが、とても成長の穏やかな樹木です。
剪定等は、枯れ枝、絡み枝を剪定してあげる程度で大丈夫です。
今回は数あるシンボルツリーの中でもおすすめなアオダモのご紹介でした( ˊ̱˂˃ˋ̱ )