今年は過去最多ペースに迫る勢いで台風が発生しているようで、現在北上中の台風20号が心配です。
台風によるエクステリアへの被害でよく修理を依頼されるのがカーポートの屋根材。
みなさん、屋根がガラスのようなパネルを並べたカーポートを見たことありませんか?
ガラスのようなパネルはポリカーボネートという素材で、割れにくく安全性に優れ、変色や変質がなく耐久性にも優れています。
なので、屋根材が割れたというような被害ではなく、屋根材自体が強風で飛んでしまったという被害が多いのです。
これは、屋根材をカーポート本体に固定してしまうとカーポート全体が破損してしまう可能性があるため、あえて屋根材だけが飛ぶような構造にしているのです。
特に片流れと呼ばれる片方のみに柱があるカーポートは、強風により揺れが発生しやすくなり、吹き上げによって屋根材が抜けやすくなるのです。
一番の対策としては、サポート柱の設置です。
サポート柱とは、片流れタイプのカーポートの柱の反対側に補助的に取り付けるオプションの柱のことで、積雪や台風時に一時的に4本柱に強化されることで揺れや吹き上げに対して効果を発揮します。
着脱式を選べば、台風接近時のみ簡単に取り付けることができ、普段はカーポートの柱に収納しておけます。
しかしながら、カーポートの台風対策を急に行うのは難しいですよね。
それはエクステリアに限ったことではないかもしれませんね。
やはり我が家は大丈夫と過信せず、事前に対策をしておくことが、被害の軽減につながるのではないでしょうか。