エクステリアプランをする上で一番最初に考えなければいけなのが駐車スペースです。
ほとんどのお客様が2~3台分の駐車スペースが欲しいと希望されます。
占める面積が大きい分、どのように駐車するかで門柱やアプローチ、植木などの配置が大きく違ってきます。
車種や前面道路の幅員、駐車の仕方にもよりますが、一般的な駐車寸法は幅3m、奥行6m程度。
この寸法は運転席側の乗降用、後ろのトランク開閉用のスペースを考慮していますので、かなり余裕がある駐車スペースです。
軽自動車であれば駐車するのに必要な寸法は、幅2.3m、奥行4.2m程度で大丈夫ですが、
家族が増えるなど将来車を買い替えた時のことを考えれば、
普通車が駐車できるスペースは確保しておきたいですよね。
そして、駐車寸法と同じく重要なのが駐車スペースの勾配(傾斜)です。
これは建物が建つ地面(設計GL)と道路との高低差が大きく関わってくるのですが、理想の勾配(傾斜)は2~3%。
例えば2%の勾配(傾斜)とは、1mに2cmの傾斜がついているということで、
奥行が6mの駐車スペースであれば、道路を0cmとすると駐車場の一番奥で12cmの高さになります。
これ以下の勾配(傾斜)になると、排水ができず水たまりが出来てしまいます。
車社会の和歌山では、特に駐車場計画はとても重要で難しい部分でもあるので、
建物を計画するのと同時に計画していくのが重要ではないでしょうか。
駐車スペースを計画する際の基礎知識として覚えておいて損はないと思いますよ。